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 中学校社会科のガイダンス

 社会は,さまざまな「力」と「力」の助け合い,ぶつかり合いで成り立っています。自然から人間は貴重な水や資源などを得ていますが,活動の仕方によっては,自然や人間自身を大いに傷つけてしまいます。

 歴史の学習では,政治・経済・海外との交流や外交(もしくは軍事力の行使による戦争など)・文化が社会をどう動かしてきたかを中心に学びますが,地理では自然環境,資源やエネルギー,産業や貿易,人口や都市,国際協力や国際的な支援,衣食住や宗教など,身近なテーマをもとにして,空間的な相互作用や関連性をもとに,社会がどうなっているのか,どうなっていくべきなのかを学びます。

 中学校3年生では,地理や歴史の学習を踏まえて政治や法,経済や国際関係などを深く学びます。

 個人としての生き方にも深くかかわるものや,様々な種類の集団としてのあり方にかかわるもの,変化や成長が著しいものや,どちらかというと安定的であることが望ましいものなどがあり,私たちが生きる社会は単純ではないので,多くの面や角度から見たり考えたりする必要があります。

 防災教育やキャリア教育,金融教育や主権者教育など,「○○教育」と呼ばれる内容も増えており,多様化する社会を象徴しているかのようです。

 自分なりの思考の「軸」をしっかりともち,将来は,自分の生き甲斐をしっかりと追い求めながら,社会の発展に貢献できる人になってもらうために,社会科をしっかりと学習してほしいと願っています。